美容の豆知識

毛が抜けるわけ(ヘアサイクル)
毎日毎日少しずつ私たちの毛は抜けていきます。
抜け毛は1日平均50〜70本といわれていますが、しばらくするとまた同じ毛穴から次の新しい毛が生えてきます。これは、毛の製造工場(毛乳頭)が何年かに1回休業するからです。工場が休めば製品(毛)は作れません。すると今までの毛とのつながりが無くなり、毛嚢が萎縮し、しばらくすると自然に毛は脱落します。
抜けた毛の毛根は尖端まで全部角化していますから、こん棒状になっています。伸び盛りの毛を無理に引き抜いた時の毛根の先端は、少しふくらんでいて軟らかく、まわりの組織(毛根鞘)をひきちぎって抜けてきますから、白いものが付いてきます。こうして今まで伸びていた毛が自然に抜ける頃には、毛乳頭は再び活動し始め、また次の新しい毛の芽が下の方で出来始めているのです。
1年のうち抜け毛が多いと言われているのが秋口です。理由は紫外線が一番強い春先の影響を秋以降に受けるからです。この時期の抜け毛はもう少し多くなりますがそういったことが原因ですので心配いりません。このように1本の毛が抜けて同じ穴から次の毛が生えてくるまでを「1毛周期(ヘアサイクル)」と言います。このヘアサイクルは普通「男性で3〜5年、女性で4〜6年」と言われています。
毛髪の構造
目で見れば、一本の糸のような毛も顕微鏡で拡大すると実に複雑な形をしています。
外側を囲んでいる毛表皮(キューティクル)は毛の中で一番丈夫なケラチン(たんぱく質の一種)で、パーマ液などの薬品に対する抵抗力もかなりありますが、一方摩擦には弱く乱暴なブラッシングなどで傷ついたり剥れたりします。毛表皮が剥れると毛は外側の壁がなくなったようなものですから、それだけ弱くなってしまいます。
中身の部分は皮質(コルテックス)と呼ばれ、ここには小さなケラチン繊維がいっぱいつまった紡錘状、或いは葉巻状の皮質細胞が縦にならんでぎっしりつまっています。細胞といっても、もと細胞だった、というだけで繊維の集合体といってもよいでしょう。
毛の中心にはズイ(メデュラ)と呼ばれる部分が芯のように存在していますが、細い毛には所々なくなっていたり、全くない毛もあります。
シャンプーはこうする!
シャンプーを正しく行うことで、髪の痛みはかなり防ぐ事ができます。
まず、しっかりしつこく濡らします。この『よび洗い』で髪の汚れの50〜70%は落ちると言われています。なのでこの後に使用するシャンプー剤の量も少なくてすみますので髪のため、お財布のためにもしっかりと濡らして下さい。
シャンプーは髪の汚れを落とす物ですが、それ以上に頭皮の汚れを落とすことの方が大切です。(髪の毛は自然に流れる泡で充分よごれは落ちます。)毛穴の汚れを落とすつもりで軽くマッサージをしながら優しく洗って下さい。髪が長い場合も頭皮を中心に洗います。毎日洗っている方は、2度洗いする必要はありません。
頭皮を中心に泡がなくなるまでしっかりとすすぎましょう。
リンスもトリートメントもシャンプーとは違い毛先につけていきます。頭皮には出来るだけつかないように注意しましょう。リンスはすぐに流してかまいませんが トリートメントを使われる方は蒸しタオルでターバンをして5〜10分おきます。
*リンスとトリートメントの違い(簡単に説明すると):リンス…髪の表面に付着し髪の通りをよくする物。トリートメント…リンスよりタンパク質が多く含まれていますので傷んだ髪の修復が目的です。
シャンプーのすすぎの時と同じようにしっかりとすすぎます。特にトリートメントをご使用の方はリンス以上にすすいで下さい。蒸しタオルで時間をおいていますから必要成分はしっかりと髪の内部に浸透していますので余分なタンパク質は流さないとフケ、かゆみの原因になります。

参考資料:「ヘアケアの科学」大門一夫 著(JBCアカデミー本部)

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